趣旨

2011年3月11日の未曾有の大震災から、半年以上が経ちました。復興に向かう被災地で、ミュージアムは何ができるのでしょうか。

ミュージアムは、地域の人々の文化活動、自然、歴史などを未来に継承し、地域の人々が活用することを通して、みんなの生活を豊かにしていくことを目指しています。そのために、次世代を担う子どもたちにこそ、美しいもの、不思議なもの、楽しいことに触れ、感じてほしいと願い、日々、活動に取り組んでいます。そしてその体験が、子どもたちが明日を伐り拓くための糧となると私たちは確信しています。

この「こども☆ひかりプロジェクト」は、全国のミュージアムが、東日本大震災で被災した、またはその影響を受けた、たくさんの子どもたちのために行う活動です。 さまざまなミュージアムが、分野の垣根、自治体運営主体の枠を越えて協力しあい、現地の人々とコラボレーションし、リレー形式で被災地にてさまざまな活動を展開します。一つの資料、一つのワークショップ、一つ一つは小さな活動かもしれませんが、まるで小さな光が集まって、大きな光となるように、子どもたちの心を照らすことができれば、そしてまた、その子どもたち自身が、未来に向けての希望の光となってくれればと願います。

「こども☆ひかりプロジェクト」は、2012年3月、始動します。私たちは、現在、この趣旨に賛同し、被災地にて活動を行ってくれるミュージアムとその仲間たち、コンテンツや空間、手段を提供してくれる主体、拡げてくれる仲間を募っています。一人ではできない、単独館では続かない活動も、力を合わせれば、大きく強くなり、継続も可能となります。私たちはこの活動を10年間続ける計画です。みなさんも、私たちといっしょにステージに上がりませんか?

(2011年11月11日 こども☆ひかりプロジェクト 呼びかけ人一同)

代表者

清水 文美(ひとはく連携活動グループrun♪ run♪ plaza

アドバイザー

安部義孝(財団法人ふくしま海洋科学館-アクアマリンふくしま- 館長)

岩槻邦男(兵庫県立人と自然の博物館 名誉館長)
大原謙一郎(公益財団法人大原美術館 理事長)(予定)
奥山恵美子(仙台市長
田中弘子(NPO法人 あおもりNPOサポートセンター 理事長)
三輪嘉六(九州国立博物館 館長)
毛利 衛(日本科学未来館 館長)

呼びかけ人

プロジェクトメンバー

13都府県 59名

(2013年4月時)

事務局

〒669-1546 兵庫県三田市弥生が丘6丁目

兵庫県立人と自然の博物館内

電話:090−9119−2005(代表:清水)

(↑)All Museum for Kids という意味です。